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【新刊】茨木のり子さん さいごの詞華集 [出版]

わたくしたちの成就表1オビ付.jpg

谷川俊太郎さんに「あとがき」をお願いしました。

谷川さんは、「詩では私人ではなく公人であることを志した茨木さんが、死後発表を許した『歳月』を含む本書は、一途に愛する<私>を貫いたひとりの女性の生が、詩というかたちによって<公>となった、現代では稀な混じり気なし愛の詩集です」と評しました。
その「混じり気なしの愛の詩集」という言葉を詩集のオビに使いたい、とお願いしましたら「うん、そのつもりでぼくも書いたんだよ」とおっしゃいました。谷川さんは一流のコピーライターでもあります。

事実上、この『わたくしたちの成就』が、童話屋が出版する茨木のり子さんの詞華集の最後の作品になります。
タイトルの「わたくしたちの成就」は、冒頭詩「急がなくては」から採りました。「死にたい、もう生きるのに飽きました」と生前口にしていたのはほんとうの気持ちでした。早く死んで、早く亡き夫、安信さんが眠る鶴岡に行ってそのかたわらで眠りたい、と、童女のように書きました。

詩人として功成り名を遂げ、一方で一女性として安信さんに一目惚れして愛を全うした。まさに河合隼雄さんがおっしゃるとおり、自己実現も自我実現も果たした、特筆に値する人生なのでした。

この詞華集には「ばかものよ」も「倚りかからず」もありません。まさに「混じり気なしの愛の詩集」そのものです。
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【新刊】200冊目の出版は谷川俊太郎さんの詞華集 [出版]

ぼくは ぼく.jpg

童話屋が出版を始めたのは1980年で、本年は2013年。
33年間で出版した本は199冊です。図ったわけではありませんが、
200冊目が谷川俊太郎さんの童話屋3冊目の詞華集になりました。

新刊『ぼくは ぼく』には、ひらがなのいい詩がずらりと入っています。
目玉の詩は、「生まれたよ ぼく」です。
ぼくはこれを読んだとき、賢治の「雨ニモマケズ」に肩を並べる詩が生まれたと思わず拍手をしました。

谷川さんは今年81歳。まずこの一月には、岩波文庫から『自選 谷川俊太郎詩集』も発売されました。
二千数百篇におよぶ全詩作から、ご自身が一七三篇を厳選されたそうです。
生きながらに古典に入るという大ニュースです。

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仕様:文庫サイズハードカバー 152頁
定価:1250円+税
発売:2013年1月30日
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【新刊】ワンちゃんの絵本がもうすぐ産まれます [出版]

イヌカウコドモcut.jpg
この絵が表紙を飾ります。タイトルは「イヌ カウ コドモ」。
絵を描くのはご存じ、絵本作家のスギヤマ カナヨさん。
文は金森美智子さん、犬の訓練師です。

「きみの いえに こいぬが きたのか よかったね 
 きっといい ともだちに なれるよ」
という風に、お話は始まります。

犬は飼い主の所有物ではありません。可愛いだけのペットでもありません。
犬は家族の一人、子どもにとっては弟であり妹であり、友だちでもあります。
お父さんお母さんにとっては、もう一人の子どもです。
犬が来たときには、家族の一員として迎えましょう――というメッセージ
犬を飼う子ども達と、家族の方々にぜひ読んでほしい絵本です。

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仕様:A4判 上製 本文2色 32頁
定価:予価 1200円+税
発売:2013年1月
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「きみは詩人だよ」と言われて嬉しくなった子どもたち。 [日記]

先月は中学校に呼ばれて、詩の話をしてきました。
一つは高知県の佐川中学校で「詩のトビラ ひらけごま!」、もう一つは東京都杉並区の井萩中学校で「いい詩と出会う」というタイトルでした。

話のはじめに「自分を詩人だと思っている人は手を上げてください」と聞いたら、一人の手も上がりませんでした。

そこで、三好達治さんが書いた「詩を読む人のために」(岩波文庫)の中から、「詩を読み詩を愛する者はすでにして詩人である」という一節を借用して、「詩を一つでも読んだ人は、もう詩人で、詩を好きな人はもっと詩人で、自分で詩を書いた人はもっともっと詩人です」と話したところ、子どもたちから「詩人と言われてうれしかった」という感想がたくさん届きました。

ぼくが駆け出しの編集者だったとき、三好さんに「君はすでに詩人だよ」と紙背から言われて励まされた記憶を、そのまま子どもたちにも語ってみました。学校訪問はこれからも続きます。
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NHKラジオ詩の講座のこと [告知]

 NHKラジオ講座「詩のトビラ ひらけごま! ~「ポケット詩集」を読む」が始まりました。
 7月6日、第1回目の内容は「詩のトビラをあける」としました。
 講座の放送日時は、以下のとおりです。

NHKラジオ第2放送 9/28まで・毎金曜 20:30~21:00
(再放送 9/29まで・毎土曜 10:00~10:30)

 NHKからの依頼は、NHK文化センターの青山教室で、現代詩の入門講座を5回行い、30分・計13回のラジオ放送に編集して、ガイドブック(テキスト)を一冊書くというものでした。

 講座では、10人の受講生を前にお話しするのですが、ラジオのディレクター氏がイヤホンを耳にあてて、真剣な顔で音をチェックしたり、時計を気にする様子が見えて、とても緊張しました。でも、スタジオでひとりマイクに向かうのとはちがって、受講生と目が合ったり、うなずいてくれるのを見て話をするのは、嬉しいものでした。

 ガイドブックは、NHK出版より、放送日の10日前に出版されました。定価950円です。「詩歌を楽しむ」シリーズのうちの一冊になります。

 このガイドブックの目次は、各回の内容を編集者の佐野さんがうまくまとめてくれて、ここを読んでいると、本文を読みたくなります(自画自賛ではなく、ほんとうです)。冒頭目次からチャーミングな本に仕上がりました。
 13日放送・第2回のタイトルは「「雨ニモマケズ」が「ポケット」に」です。
「著者が自分を発見するきっかけとなり、劇的な出会いに導いてくれたという「雨ニモマケズ」(宮沢賢治)、軟らかい表現、優しい叙情性豊かな作品―「詩は たぶん」「地下水」(川崎洋・作)を紹介します」。

 いま全国の書店では、このガイドブックを「ポケット詩集」と並べて置いてもらっています。
 中でも、NHK放送センターのすぐそばにある、ジュンク堂書店渋谷店(東急本店7階)では、NHK関連コーナーで大きく展開中です。
 広いスペースで、ガイドブックや「ポケット詩集」(全3巻)のほか、谷川俊太郎さんや茨木のり子さんなど、ぼくが編集した詩文庫の約50点が、すべて陳列されています。ぜひごらんください。

春の日本橋高島屋セミナー、もうすぐです [告知]

 こんど高島屋セミナーで、絵本と詩を組み合わせた面白い講座を2回連続で開きます。
 子どもたちに本を読む仕事をしている先生や、お母さんたちに、お話したいことがたくさんあります。

日時:4月12・19日(木)10:15~12:30
会場:日本橋高島屋 新館9階教室 (東京
受講料:高島屋友の会 会員4,200円/一般4,600円
講師:田中和雄(童話屋)
お問合せ: 03-3246-2175(日本橋高島屋セミナー事務局)

●第1回 4月12日(木)
 「おだんごぱん」「まいごのアンガス」「三びきのやぎのがらがらどん」といった瀬田貞二さん訳の絵本と、谷川俊太郎さんの「ぱん」の詩などをコラボさせて、絵本と詩の深いメッセージを読み解きます。

●第2回 4月19日(木)
 「わたしとあそんで」「もりのなか」などの絵本の深さ・楽しさを、阪田寛夫さん・まどみちおさんの詩をからませて解説します。
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山根基世さんの絶品朗読! [日記]

 去る3月17日土曜、石垣りん文学記念室(南伊豆町)3周年記念イベントにご来場くださった皆さま、どうもありがとうございました。
 当日はNHKアナウンサーの山根さんに来ていただいて、田中と対談。代表作「表札」をはじめ、石垣さんの詩の朗読をたくさんしていただきました。
 詩集「レモンとねずみ」のなかの「シコタマ節」や「すべては欲しいものばかり」というユーモラスな詩では笑い声も聞こえ、また詩集「空をかついで」からの「その夜」では、一転、涙を誘う場面もありました。

 こうして記念室イベントは無事3年目を終えましたが、来年はどんなことをしようか、どなたをゲストにお呼びしようかと悩みます。いいお知恵があったら教えてください。

南伊豆.jpg
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俵万智さん講演会in浜松6月 [告知]

バンザイの姿勢で 眠りいる吾子よ
     そうだバンザイ 生まれてバンザイ

 昨年、銀座児童専門店・教文館ナルニア国で開催して好評いただきました、俵万智さんとの対談講演会が、浜松で下記のように開かれます。
 俵さんの小社刊「生まれてバンザイ」をもとに、子育て真っ只中のエピソード子どもの成長を見守る日々について伺います。

聞き手 田中和雄
日時 2012年6月10日(日) 10時〜11時50分(開場9時30分)
会場 アクトシティ浜松 中ホール
入場料 1,000円
定員 600名
お問合せ・チケット窓口 いぬかい小児科 053-468-7511(チケット発売中)
            9時~17時30分(木・日・祝日休)

※お詫び(3月26日付)
 チケット発売は★4月10日より★開始いたします。

「ふくそうげんぞう」改め「かぜみつる」よりごあいさつ [のはらうた]

 昨年末まで朝日小学生新聞に連載されていたコラム「ときどきのうた」は、4月から毎日新聞・本紙に「まいにちのうた」となって隔週で掲載されることになりました。
 詩を選んで選評を書くのは、「かぜみつる」こと田中和雄です。

 ぼくたちは人間ですが、心のなかで蝶になったりライオンになったり、桜の木になることができます。靴になったり、パンになったりもできますよ!

 そうやって自分ではない「だれか」「なにか」になって詩を書いて、毎日新聞に送ってください。楽しみに待っています。



【みなさんの詩を募集します】

●小学生を中心とした子どもたちが応募できます。

●作品と題名、なりきったものの氏名(例:かまきり りゅうじ)、
 郵便番号・住所・お名前・電話番号・学校名・学年・年齢・性別
 ——— 以上を書いて、下記にお送りください。

●送り先:〒100-8051(住所不要)毎日新聞生活報道部「まいにちのうた係」

●締め切りはなく、応募作品は返却しません。
●掲載作品の著作権は毎日新聞社に帰属します。
●掲載した人に、工藤直子さんのサイン入り『のはらうた』を贈ります。
●毎日新聞のほか、インターネットサイト「毎日.jp」にも掲載します。



まいにちのうた72.jpg
毎日新聞・朝刊2012年2月19日付
<画像をクリックすると拡大します>
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谷川さんの傘寿ベリマッチの会 [日記]

 先週14日に渋谷で開催された、谷川俊太郎さん80歳のお誕生日会「傘寿ベリマッチの会」に呼ばれて行ってきました。
 ご子息・賢作さんのピアノあり、和田誠さんやくどうなおこさんとの鼎談あり…小室等さん、糸井重里さんら多数のお客さまで賑わいました。
 会場には、谷川さんの姿を型どったクラッカーが用意されていて、6種類のペーストをつけて、皆で頭からガリガリかじりました。(楽しいアイデアです)
 谷川さんからのお土産付き、抽選で景品もたくさんです。「傘寿を祝う」という80行のお洒落な詩も、お土産に入っていました。
 たくさんのいい友達に囲まれて、谷川さんは恥ずかしそうにこの日ばかりはおとなしくしていました!
谷川さん01.jpg
谷川さん02.jpg
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